ADさんは最初から最後まで全ての作業に関わり、全体を支える存在です!
スムーズに制作が進むかどうかはADさんの働きが大きく影響します。
ここで経験を積んで、ディレクターやプロデューサーに昇格していきます。
主なお仕事内容
リサーチ・会議
番組の内容や担当が決まったら、ネットや書籍をつかってリサーチを始めます。
有識者に電話やリモートで取材をすることも。
地道な作業ですが、この結果が「面白さ」の基礎となるのでとても重要!
良いネタはどんどん採用されます。
会議の準備も重要な仕事。部屋の予約、リモート会議のURL発行と共有、資料の準備、議事録の作成など。
リサーチの結果や台本のチェックなど様々なことが会議で決まっていきます。
ADさんが考えた企画やネタが採用されることもありますよ。
仕込み・ロケハン
リサーチで採用されたものを中心にいろんなものを手配していきます。
撮影場所や出演者のスケジュールなどいろんなことを調整しながら進めます。
小道具・衣装を買ったり、当日のスケジュール表を作ったり、弁当の手配、技術(カメラ・音声)・車両発注など、各部署とやりとりしながら細かいところまで仕込んでいくのでADさんの腕の見せ所です!
本番の前日準備
カンペ書き、台本や資料などの印刷、美術品、収録メディアなどをチェック。
この仕事は何事も細かい準備で全てが決まります!
さらにADさんたちで打ち合わせして、担当・作業内容を確認し本番に備えます。
ロケ・スタジオ収録
まず間違いないのは、スムーズに進むかどうかは、ADさんの準備と現場での立ち回り次第です。制作スタッフや出演者、技術スタッフなど多くの方が関わるため、
スケジュール管理が非常に重要!現場では想定どおりにいかないことだらけで、そのたびに臨機応変な対応が必要です。
出演者控室の準備や次のロケ場所へ先乗りなど、手分けしてテキパキと。
さらに立ち位置や、どのカメラで撮るとより良い画になるか、リハーサルを実施。
本番中はディレクターのフォロー。大声を出して全体を仕切るディレクターの手助けをあらゆる場面で行っていきます。
撮影が終わったら後片付け!移動させたものは元に戻して現状復帰。借りたものは返却。朝、現場に入った時よりもキレイにして帰ります。
もちろん一番大事なRECされた「収録メディア」の管理を厳重に!
編集準備
オフライン編集と呼ばれる仮編集をディレクターが行う準備をします。
納品まで時間がない時はロケ後、そのまま家に帰らず会社で作業する時も・・・
収録素材をPCに取り込み、編集ソフト(Adobe Premiere Pro)で作業しやすいように素材を並べて、いつでも編集作業に取りかかれるようにします。
さらに情報の裏どりや、資料映像の手配、ADさんが追加撮影を行う場合も結構あります。短いPR(宣伝動画)などは1年目から編集できる番組もあります!
オンライン編集・MA→納品
ディレクターが仮編集した映像データをもとに、テロップや画面加工・CGなどの追加素材を入れて作品を完成させる作業です。
編集スタジオのオペレーターに指示を出して作業を進めます。
ADさんは出演者やお店の名前、あらゆる数字に間違いがないか、モニターを見ながら確認します。スタジオでのお篭り作業になるので弁当発注も重要な仕事です。
ここでいろんな編集テクニックを実践で学びながら、成長していきます。
映像が出来上がるといよいよMA。BGMやSE(効果音)ナレーションを入れる音の作業を行います。ナレーターに原稿や水を用意するのもADさんの仕事です。
放送・配信
完成した作品を納品するのもADさんの仕事。放送、配信の時にはオンエアチェックを行います。事前に、取材に協力してくださった方々への連絡を入れます。
そして撮影素材を整理し必要なものは保存・借りたもの返却・経費の精算など。
新人ADさんは先輩ADやディレクターの下でいろんなことを経験します。
雑務と思えるような業務も多く含まれますが、雑用こそ良い番組作りには欠かせません。そして雑用を早く的確に行える人材こそ優秀なディレクターとなっていきます。
未経験者でもトップシーンでは、必ず社員の先輩ADがいる番組に配属されます。
困ったことや不安なことがあった時は、すぐに相談できるようになってますので安心してください!